マフラー

作詞/作曲 遥

ほつれかけたマフラーを見る頃、その都度
赤茶けた髪に淡赤色のルージュ

凍えるような季節、寄り添って歩いた
雪のような白い頬から伝わった温もり

彩るは星屑の城
まぶしくて遠い記憶

君がくれた時間の上に僕はいる
おぼつかない階段
でも確かにほら
君がくれた時間にそっと積み上げていく
その手を休めば
ほらまだこんなにも輝いている

ふるえない携帯を開いては閉じて
ベランダに座りながら
丸くなって待った

時を刻む、星屑の砂
幾度と止まっては、また流れ始める

君がくれた時間にホッと安らぎを得る
あの頃僕らは道に迷っていた
君がくれた時間が僕の背中を押す
お互いが選んだ道を祝福して
君にあえてよかったって、そう思えるよ
また季節がめぐる時
そっと感謝するんだろうな